「新郎」が再婚で結婚式は挙げる?みんなが選ぶ結婚スタイルを実例で紹介
「初婚の彼女には結婚式を挙げてあげたい。でも、自分は2回目だし…」
新郎のみが再婚のカップルから、こうした相談をいただくことがあります。
2回目のご祝儀をいただくこと、前回と同じ友人をまた呼ぶこと、親や親族の反応。
いろいろ考えると、式を挙げるべきか悩んでしまいますよね。
しかし、実際のところ、「2回目の招待でも参加したい」というゲストはかなり多いですし、新郎が再婚の場合、新婦の気持ちを汲んで、新婦主導になることが多いです。
この記事では、新郎が再婚で結婚式を検討する場合に知っておきたいことを、岐阜特化の結婚式場紹介カウンター「ぎふ婚navi」の現場データとともにお伝えします。
具体的にどんなスタイルが選ばれているのか、ゲストへの配慮はどうすればいいのか。
実例を交えながらご紹介します。
- 新郎が再婚でも結婚式を挙げていい理由
- 実例から見る「新郎再婚カップル」の選択傾向
- 会費制・少人数婚など、新郎再婚に適したスタイル
- 岐阜県内で新郎再婚カップルにおすすめの式場
「新婦」が再婚のとき、結婚式は挙げる?現場が見た、ゲストの本音と選ばれる形
新婦が再婚で、パートナーは初婚。 「2回目の結婚式って、やっても大丈夫なのかな」そんな風に悩んでいる方もいらっしゃると思います。 初婚の彼に申し訳ない気持ちや、前回招待した友人をもう一度呼ぶことへの躊躇、「再婚なのに…」という周囲の目も気になってしまいますよね。 でも、実は新婦が再婚の場合、男
野々村 明美
総合旅行業務取扱管理者の資格を持つ経験豊富なウエディングコーディネーター。
お二人の理想の結婚式を形にするサポートを行っています。
職歴:旅行会社勤務時代に、多くのリゾートウエディングをコーディネート。
保有資格:総合旅行業務取扱管理者
新郎が2回目の結婚でも式を挙げていい?

「新郎が2回目だと、ゲストに迷惑だろうか」
こうした不安を抱える方は多いですが、客観的なデータを見ると、必ずしもそうではありません。
再婚カップルは25%、約4組に1組
2023年度の統計を見ると、日本の婚姻における再婚カップルの割合は約25%。
4組に1組が再婚という状況です。
1970年代は10%台だったことを考えると、近年大きく増加しています。
再婚は、もはや「特別なこと」ではなくなってきているのです。
そしてその多くが、何らかの形で結婚式や披露宴を行っています。
ゲストの約8割が「2回目でも参加したい」と回答
「2回目の招待は迷惑では?」という心配について、ぎふ婚naviが実施したアンケート結果を見てみましょう。
「再婚となる友人から結婚式への2回目の招待を受けたとき、どうする?」という質問に対し、76.0%が「結婚式に参加してお祝いしたい」
と回答しました。

「参加するか迷う」という回答も20.8%あり、合計すると約97%が前向きに検討している計算です。
もちろん、一部には「ご祝儀の負担が」「離婚理由によっては」という声もあります。
ただ、多くの方が思っているより、ゲストは再婚の結婚式に対して寛容です。
遠慮しすぎて招待しないより、「来てほしい」という気持ちを伝えたほうが、ゲストにとっても嬉しいのかもしれません。
新郎が再婚のカップル、実際はどんな結婚式を選んでる?【ぎふ婚navi独自データ】

ここからは、ぎふ婚naviがサポートしてきた「新郎が再婚」のカップルから見えてきた、いくつかの傾向をご紹介します。
あなたと同じ立場の方が、どんな選択をしているのか。
参考になれば幸いです。
新婦の意向を尊重して結婚式スタイルを決めることが多い
新郎が再婚で新婦が初婚の場合、新郎は女性側の気持ちを汲んで、新婦がイニシアチブをとって結婚式スタイルを決めることが多いです。
華やかな王道の披露宴からカジュアルなウェディングまで、男性側は女性やその家族を大切に したいという気持ちの表れとして、結婚式を行う方が少なくありません。
新郎側のゲスト数が新婦側より少なめ
新郎再婚のケースでは、新郎側のゲスト数が新婦側より少なくなる傾向が見られます。
「前回呼んだ友人は今回は呼びにくい」という理由で、親兄弟のみというケースもあります。
結果として、「新郎側10名、新婦側30名」のような人数バランスになることも珍しくありません。
「新郎側と新婦側でバランスが悪いのでは」と気にされる方もいますが、人数の差は全く問題 ありません。
初婚時と同じ式場は選ばない
新郎が初婚時に結婚式を挙げた場合、その式場は絶対にNGになります。
ぎふ婚naviに相談に来られる際も、こちらから聞かなくても大抵は最初に伝えてくださいます。
前回と同じ式場で挙げることに抵抗を感じるのは自然なことですし、新婦にとっても避けたい式場でしょう。
式場選びの際は、前回とは違う雰囲気の会場を選ぶことで、気持ちも新たにスタートできます。
新郎が再婚のときに選ばれる結婚式スタイル
新郎が再婚の場合は、新婦の希望、ゲストの人数、予算によって、さまざまなスタイルが選ばれています。
具体的なスタイルを見ていきましょう。
会費制ウェディング:ゲストの負担を軽減

新郎が再婚の場合、ゲストの負担を減らすために会費制を選ぶ方が一定数いらっしゃいます。
会費は1人1万〜1.5万円程度が一般的で、ご祝儀の相場3万円と比べると半額以下。
ゲストの経済的・心理的負担を大きく減らせます。
ビュッフェスタイルで立食パーティーのように進めることもでき、リラックスした雰囲気が作れます。
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初婚の新婦のために、あえて華やかな式を選ぶ

「自分は2回目だけど、初婚の新婦のためには、きちんとした式を挙げてあげたい」
こうした気持ちから、あえて華やかなホテルウェディングやゲストハウスウェディングを選ぶ新郎もいらっしゃいます。
新婦が憧れていたドレス、会場、演出を実現するために、「自分が再婚だから」という理由で諦める必要はありません。
むしろ、前回の経験があるからこそ、準備の段階で新婦をサポートしやすくなります。
「新郎が主役にならなくていい。新婦を輝かせることに徹する」というスタンスで臨めば、2回目でも違和感はありません。
親族だけの少人数婚でアットホームに

「新郎側は親族のみ、新婦側は友人も含めて」という形で、10〜30名程度の少人数婚を選ぶケースもあります。
新郎側のゲスト数が少なくなりがちな新郎再婚では、最初から規模を絞ることで、ゲスト選びの悩みを減らせます。
少人数なら、ひとりひとりのゲストとゆっくり話せますし、アットホームで温かい雰囲気を作りやすくなります。
費用も抑えられるため、「2回目だから費用は抑えたいけど、新婦のためには式を挙げたい」という方にも向いています。
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フォトウェディング:最低限の形で記念を残す

「式を挙げる予算や時間はないけれど、新婦の晴れ姿は残したい」という場合には、フォトウェディングという選択肢もあります。
スタジオ撮影なら5〜15万円程度、ロケーション撮影でも10〜30万円程度が相場です。
準備の負担も少なく、ゲストを招かないため、周囲への気遣いも不要。
「前回は披露宴をしたから、今回は写真だけ」という割り切った選び方もできます。
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新郎が再婚のとき、よくある3つの悩み

ここからは、新郎再婚のカップルから相談されることが多い、具体的な悩みと対処法をご紹介します。
「前回招待した人を、また呼んでもいい?」
もっとも多い悩みが、これです。
「前回の結婚式に来てもらった友人に、また招待状を送っていいのだろうか」
答えは、「今のふたりを祝福してほしい人なら、招待していい」です。
大切なのは、前回呼んだかどうかではなく、「今の結婚を心から祝福してくれるか」です。
ただし、前回も招待した相手には、招待状を送る前に一言伝えておくのがマナーです。
「再婚で恐縮だけど、ぜひ来てほしい」と伝えれば、多くの友人は快く引き受けてくれます。
また、会費制にすることで、相手の負担を減らせます。
「2回目のご祝儀は、受け取っていいの?」
これも悩むポイントです。
実際のケースを見ると、「前回来た人からは辞退、初めての人からは通常通り」というパターンが多いです。
辞退する場合は、招待状に「ご祝儀は辞退させていただきます」と明記するのが一般的。
あるいは、全員を会費制にすることで、「2回目のご祝儀」という気まずさ自体を回避できます。
「初婚の新婦が白ドレスを着たら、変に思われない?」
全く問題ありません。
新婦が初婚なら、白いウェディングドレスを着るのは当たり前です。
新郎が再婚だからという理由で、新婦のドレスの色を制限する必要はありません。
バージンロードやお色直しなど、一般的な演出も新郎再婚を理由にNGになることはありません。
新婦の希望を最優先にしてあげてください。
新郎が再婚のカップルにおすすめの岐阜県内の式場
ここからは、新郎が再婚のカップルに特におすすめの、岐阜県内の結婚式場をご紹介します。
会費制やカジュアルな雰囲気に対応している式場
新郎が再婚の場合、ゲストの負担を減らすために「会費制」を選ぶ方もいらっしゃいます。
カジュアルな雰囲気で実現できる式場をご紹介します。
フォーティースリー(岐阜市)

岐阜駅直結、地上160mの最上階にあるレストランウェディング。
6名〜80名まで対応可能で、レストランウェディングならではのカジュアルさと、高層階ならではの上質感を兼ね備えています。
大きな窓から岐阜の街並みと夜景を一望でき、遠方ゲストも天候・季節に左右されずアクセス抜群。
地元食材をふんだんに使ったオリジナルフレンチでゲストをおもてなしできます。
「会費制でカジュアルに、でもきちんと感は欲しい」という新郎におすすめです。
センティール・ラ・セゾン岐阜(岐阜市)

一軒家を丸ごと貸し切れる、アットホームな式場。
「ようこそふたりの我が家へ」のコンセプト通り、リラックスした雰囲気で会費制パーティーができます。
北海道と岐阜の食材を組み合わせた料理は、カジュアルな会費制でもゲストに喜ばれます。
持ち込み料無料・全額後払い制で、2名から120名まで幅広く対応。
「ゲストに負担をかけない、カジュアルでアットホームな式にしたい」という新郎におすすめです。
新郎側のゲストが少なくても使いやすい少人数向け式場
新郎側のゲスト数が少なくなりがちな新郎再婚。
最初から規模を絞ることで、ゲスト選びの悩みを減らせます。
EXEX SUITES(エグゼクス・スウィーツ)(岐阜市)

岐阜駅から徒歩5分、アクセス抜群のゲストハウス。
3つのバンケットがあり、人数に合わせて最適な空間を選べるのが特徴です。
特に6名〜30名専用の「スイートルーム」があるため、新郎側のゲストが少なくても広すぎず、ちょうどいい空間で過ごせます。
世界的デザイナーが手掛けた15mのバージンロードを持つチャペルは、少人数でも「きちんと感」を演出。
全天候型でバリアフリー対応のため、ゲスト層を選ばないのも安心です。
薔薇舘(岐阜市)

270品種1,000株以上の薔薇が祝福する、完全貸切のレストランウェディング。
2名〜80名まで対応可能で、イギリス・ドイツ・フランスをイメージした3つの邸宅から選べます。
完全1日1組の貸切なので、少人数でもゆったりとプライベートな時間を過ごせます。
レストランならではの料理へのこだわりは、ゲストへのおもてなしに最適。
「少人数だからこそ、料理でおもてなししたい」という新郎におすすめです。
初婚の新婦の憧れを叶える華やかな式場
「自分は2回目だけど、初婚の彼女のためには華やかな式を」
そんな新郎の願いを叶える式場です。
アーフェリーク迎賓館 岐阜(岐阜市)

岐阜駅徒歩8分(無料送迎バスまたはタクシーチケット付き)、邸宅を丸ごと貸し切れる式場。
ホワイトハウスとヴィクトリアハウスの2棟から選べ、どちらも新婦の憧れを叶える華やかさです。
ホワイトハウスは花嫁憧れの大階段、白とゴールドを基調としたパーティ会場が魅力。
ヴィクトリアハウスは緑あふれる森のチャペル、プール付きガーデンが魅力。
新婦が「結婚式でやりたいこと」がすべて揃っています。
「新郎が再婚だから」と遠慮せず、新婦を主役にした華やかな式を実現したい方におすすめです。
10名〜122名まで対応しているため、規模を問わず利用できます。
ル・シャン・ド・クク(北方町)

2000坪の広大な緑あふれる邸宅で叶える1組貸切ウェディング。
南フランスのプロヴァンスを再現した、緑に囲まれたチャペルと憧れの大階段が魅力です。
17mもの大理石のバージンロードを持つ本格チャペルでの厳かな挙式は、特別感を演出してくれます。
広大なガーデンを見渡す大階段でのセレモニーや、シェフが目の前で料理を仕上げる「マルシェダイニング」など、ゲストを楽しませる演出も豊富。
「初婚の新婦のために、広々とした空間で華やかな式を実現したい」という新郎におすすめの式場です。
新郎が再婚の結婚式で、どうすればいいか迷ったら

ここまでお伝えしてきたように、新郎が再婚の場合は会費制から華やかな挙式まで、新婦の気持ちを汲んだ多様な選び方ができます。
でも実際には「自分の場合はどのスタイルが合っているんだろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
ぎふ婚naviは、多くの再婚カップルの相談を受けてきた実績があります。
だからこそ、初婚時の経験や、今回どうしたいかという想いを伺った上で、あなたに合った式場やスタイルを具体的にご提案できます。
岐阜特化の地域密着型だからこその式場情報、最大10万円の祝い金、式場だけでなくドレスや前撮りまでワンストップでサポート。
相談は何度でも無料です。
まずは気軽にご相談くださいね。
まとめ:2回目だからこそ、新婦の夢を叶える式を
新郎が再婚でも、結婚式を挙げることに何の問題もありません。
むしろ新郎が再婚の場合は、女性の気持ちを汲んで、新婦主導で結婚式スタイルを決めることが多いです。
- 再婚カップルは4組に1組、ゲストも前向き
- 新郎再婚の場合、新婦の意向を尊重して決めることが多い
- 新郎側のゲストが少なくなる傾向があり、人数差は問題なし
- 招待客やご祝儀の悩みは、事前の説明や会費制で解決できる
- 岐阜には多様な式場がある
周りの人は思う以上にあなたを祝福したいと思っています。
もし、岐阜で新郎が再婚の結婚式について何か気になることがあれば、いつでも、ぎふ婚naviにご相談ください。
新婦の夢を叶えながら、ふたりらしい結婚式を叶えましょう。