
両家顔合わせの完全ガイド|食事会当日の流れ・進行から挨拶例まで徹底解説

結納の前、または結納の替わりに行われる、“両家の顔合わせ”。正式に顔を合わせて親族同士で挨拶を交わすのはもちろん、親睦を深める大切なイベントなわけですが、
- そもそも当日、何を話せばいいのか…?
- 誰が、どう進行すればいいのか…?
と、不安になりますよね。
特にお互いの親族が顔合わせするわけですから、緊張したり照れ臭かったりもすると思います。
しかし「顔合わせ」というのは、しっかりと準備さえしておけば、まったく緊張する場でないのはもちろん、逆に家族同士の絆を深める“絶好のチャンス”なのです!
この記事では、顔合わせ当日の流れと挨拶のポイントや具体例、席順までを詳しく説明します!
まずは「事前準備」が大切!
まずは当日の流れの前に、当日までに準備しておくことをおさらいしておきましょう。
両家顔合わせのイメージを確認
両家の意向を事前に確認し、食事会の進行形式(リラックスした会食スタイルか、結納形式か)を決めましょう。
日時・場所の決定
顔合わせは結婚式の3ヶ月前までに行うのが一般的で、予約は余裕を持って行います。個室を確保することがおすすめです。
費用分担の確認
食事代は1万円前後が一般的で、コース料理を選ぶとスムーズです。個室の費用や交通費も含めて事前に話し合いましょう。
服装の選び方
女性は落ち着いた色のワンピース、男性はスーツが定番です。両家のバランスをとることが大切ですね!
手土産の選び方
手土産は必須ではありませんが、地元の特産品や縁起物を選ぶと良いでしょう。
可能であれば、“お相手親族の好み”を事前にリサーチしておけるとベストですね!
両家の顔合わせの準備・食事会の段取りについてはこちらで詳しく解説しているので、確認しておきましょう!

みんなどう決める?両家顔合わせの場所・日程の決め方と準備マニュアル
結婚式を前に「両家顔合わせ」を行うカップルは多く、これは結納の代わりとして、両家が親睦を深める大切な場となります。顔合わせには、双方の家族がこれから末永く付き合っていくための第一歩としての意味合いがあります。結納のような正式な儀式ではなく、和やかな食事会として開催するケースが増えています。 この記
顔合わせ当日の流れ
事前準備ができたら、次は当日の流れの確認です。以下では、一般的な両家顔合わせの流れや、挨拶の例文、押さえるべきポイントをご紹介します。
1.当日の待ち合わせ(10分前には会場に!)
食事を行う場所が、お店であっても自宅であっても、食事会当日は余裕を持って10分前には会場に着いておきましょう。
レストランや料亭で行う場合、先にお店に着いたとしても入店して待つのではなく、両家全員が揃ったタイミングで入店するのがベスト。待ち合わせの場所を、「お店の前」や「駐車場」など事前に細かく決めておくと安心です。
また、家族が場所を勘違いして到着が遅れたり、親同士が先に到着して気まずい思いをしたというハプニングもよく耳にします。それを防ぐ為にも、二人それぞれが自分の家族と一緒に会場に向かうと良いでしょう。
2.お手土産を渡す
新婦側の家に新郎側を招く場合、新郎側は手土産を持参するのが一般的です。その場合、新婦側も気持ちだけでも良いのでお土産を用意しておくのがベスト。
両家が料亭やホテル、レストランなどで集まる場合は、それぞれが持参して交換をしましょう。また、どんな物をどのくらいの金額で用意するかを新郎新婦が事前にすり合わせておくと安心ですね!
3.着席
お手土産を渡し終えたら着席します。
基本的にはお店の人が席へと案内してくれますが、スムーズに進行できるよう、あらかじめ「席次の把握」をしておきましょう!
Point1:着座順は「親族=上座、新郎新婦=下座」に!
上座とは「出入り口から最も遠い席・景色が良い席や、床の間の前のことです。
逆に、下座は「出入り口に近い席」とされます。顔合わせの場合、主催側である“新郎新婦が下座に座り、両家の親が上座”に座るようにしましょう。
これは、両親をおもてなしする意味を込めた配置です。
ただし、必ずしもそうしなくてはいけないわけではないので、あくまで全体のバランスを考慮して決めましょう。
Point2:着座は「両家のバランス」も考慮しよう!
両家が対等な立場であることを示すため、席次にはバランスを意識することが大切です。
新郎側と新婦側が互いに向き合う形で座るのが一般的で、親同士が向かい合うように配置することで自然な会話が生まれます。また、参加者が多い場合は、年齢や役割に応じて柔軟に調整しましょう。
Point3:円卓の場合は「上座=出入り口から“遠い席”」
もし円卓を利用する場合は、出入り口から遠い席が上座とされます。円卓では、上下の区別がつきにくいため、親が座る位置に配慮しつつ、対等な配置を心掛けます。
わからない場合はお店に事前に確認しておくと安心ですね!
4.始まりの挨拶
全員が着席し、一息着いたところを確認したら始まりの挨拶を行います。
挨拶を行う人は、必ずしも「誰が」と決まっていませんが、進行をする人が行う場合が多いです。進行役は、新郎か、もしくは新郎の父親がリードしていく事が一般的。
例文を参考にして、当日の挨拶や進行は誰が行うのかを事前に確認しておきましょう。
《例文》新郎の挨拶
「本日はお集まり頂き、誠にありがとうございます。
この度、〇〇さんと婚約いたしましたので、ご報告も兼ねて食事会の場を設けさせていただきました。
行き届かない点も多々あるかと思いますが、最後まで宜しくお願い致します。」
「本日はご多用中にも関わらず、私たちの為にお集まりくださいまして、誠にありがとうございます。二人の婚約にあたり、家族の親睦を図る食事会となればと思い、本席を設けさせていただきました。どうぞ宜しくお願い致します。」
《例文》新郎側の父親の挨拶
「本日はおいそがしい中、お集まりいただき誠にありがとうございます。
この度は、〇〇(新郎)と〇〇さん(新婦)の婚約が無事に調いましたので、このような場を設けさせていただきました。これを機に、両家の親睦が深まれば幸いです。本日はどうぞ宜しくお願いいたします。」
5.両家の家族紹介
家族の紹介の方法は大きく分けて2パターン。新郎もしくは新婦が代表して紹介していく場合と、家族がそれぞれ自己紹介する場合が一般的です。ただ、これといった決まりはないので、事前にどのようにするか決めておくと進行がスムーズです。
もし甥っ子などが参加するようあれば、子どもたちが場を盛り上げてくれる機会になるかもしれませんね。
《例文》新郎新婦が挨拶をする場合
「新郎(新婦)の〇〇です。〇〇家を紹介します。父〇〇、母〇〇です(他家族が参加している場合はその紹介に続く)。父は釣りが趣味で、会社の仲間とよく海釣りへ出かけます。母は料理が趣味で、特にパン作りが得意です。宜しくお願いいたします。」
《例文》家族がそれぞれ挨拶する場合
「新郎(新婦)の〇〇です。〇〇家を紹介します。父〇〇です。父から一言お願いします。」
この流れで、家族全員が自己紹介をしていきます。
6.記念品セレモニーや記念撮影
食事会にイベントを盛り込むと、会話のきっかけにもなり、儀式らしさもグッと増します。
中でもオススメは結婚記念品のお披露目と記念写真です。結婚記念品はエンゲージリングを披露する事が多く、その場で身につけると一気に場が盛り上がる事も。
新婦側からはネクタイピンやボールペンなどを送り、交換しあうのも良いでしょう。
また、両家で集まる機会はなかなか無いので、記念写真の撮影もオススメです。撮影のタイミングはいつでも大丈夫ですが、会食前か最後に撮ることが多いようです。
他にも、婚姻届の証人欄に署名をもらう事もイベントの一つになります。こちらを行う場合は、親には事前に一声かけておくと良いでしょう。

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7.乾杯の挨拶
乾杯の挨拶は誰が行っても良いです。ただ、仮に進行役を新郎側がリードしていく場合は、新婦側にお願いするとバランスが良いです。また、乾杯の音頭を頼む場合は、事前にお願いしておくとベスト。頼まれた側は、シンプルに一言添えて、乾杯をしましょう。特に緊張する必要はなく、自然な挨拶で問題ありません。
《例文》新婦側の親御様
「この度は、このような場を設けていただき、ありがとうございます。それでは、〇〇くん(新郎)と〇〇(新婦)の婚約を祝して、乾杯!」
「今後とも末長く、宜しくお願いいたします。乾杯!」
「本日はゆっくり食事を楽しみましょう。乾杯!」
8.会食・歓談
乾杯を終えたら、いよいよ会食のスタート!
この時、会話に困ったり、間延びしたらどうしよう‥と不安に思う方がとても多いです。
まずは、会食で出される料理の事や、好きな食べ物、共通の趣味など、親御様が話しやすい話題を二人が積極的に提供しましょう。
また、この機会に結婚式に向けて親の希望を聞いておくのもオススメです。この時、将来の同居話しなどは避けた方が無難です。その他にも、宗教や政治などセンシティブな話題も避けた方が良いでしょう。
また、最近では、独自のアイデアで場を盛り上げる演出を用意する新郎新婦も増えています。
例えば、お互いの小さい頃の写真や、アルバムを用意したり、家族紹介のしおりを作ったりすると場が盛り上がり和やかなムードに。
ぜひ事前に用意をしておくと良いでしょう。
9.結びの挨拶
会食の終わりに、進行役か、または結婚する二人が結びの挨拶をします。今日一日のお礼の言葉を伝えましょう。
また、お店で会食の場合、お開きになってからすぐに会場を出られるよう、支払いは事前に済ませておくとスマートです。
《例文》進行役の挨拶
「宴もたけなわでございますが、そろそろお開きの時間となりました。皆様のおかげで、滞りなく食事会を済ませる事ができました。これからも末長くお付き合いいただきますよう、何卒、宜しくお願いいたします。」
《例文》新郎新婦からの挨拶
「本日は、皆様のおかげで素晴らしい一日となりました。改めてお礼を申し上げます。これから結婚式の準備が本格的に始まりますが、色々と相談しながら進めて行きたいと思います。未熟な二人ですが、今後とも温かく見守ってくださいますよう、宜しくお願い致します。」
こんな時どうする…?顔合わせ当日のよくある質問
事前準備、当日の流れを確認しても、やはり初めてのことなので悩みや不安が残っている方も多いのではないでしょうか。
以下では、両家顔合わせでよくある質問をご紹介します。少しでも当日の不安を和らげるための参考になれば幸いです。
Q. 待ち合わせのタイミングはどのくらい前が良いですか?
A. 両家が同時に到着できるよう、10〜15分前に現地に到着するのが理想的です。余裕を持った時間設定で、事前に場所を確認しておくと安心です。
Q. 手土産はどのタイミングで渡すべきですか?
A. 手土産は最初に挨拶を交わした後、着席する前に渡すのが一般的です。あまり遅れると渡しにくくなるため、早めに渡すことを心がけましょう。
Q. 記念品交換や記念撮影は必須ですか?
A. 記念品交換や記念撮影は必須ではありませんが、家族同士の絆を深める良い機会です。希望があれば事前に話し合って決めておくとスムーズです。
Q. 会食中の会話が不安です。どんな話題を選ぶと良いですか?
A. 会食中は、趣味や旅行、最近の出来事など、共通の話題を選ぶと良いです。また、緊張を解くために両親が共通で楽しめる話題を意識すると、自然な会話が続きます。
Q. 結びの挨拶はどのタイミングで行うべきですか?
A. 食事が終わり、歓談が落ち着いたタイミングで、簡潔に締めくくるのが一般的です。「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました」といった感謝の言葉で締めくくりましょう。
形式にとらわれず、両家が楽しめればOK!
この記事では、両家顔合わせの進行や挨拶、席次のポイントを簡潔に解説しました。
おさらいしておくと、当日の流れは以下の通りです。
- 待ち合わせ
- 手土産交換
- 着席
- 始まりの挨拶
- 家族紹介
- 記念品交換と記念撮影
- 乾杯の挨拶
- 会食と歓談
- 結びの挨拶
特に大切なのは、形式にとらわれすぎず、両家がリラックスして楽しめる場を作ることです。席次や進行の工夫によって、和やかな雰囲気が生まれることがわかりました。
両家顔合わせは、あくまでも両家の親睦を深める為の食事の席なので、基本的には特に決まった流れはありません。
だからこそ、悩みや不安が出てくる事も多いですよね。
でも、大切なのは、形式にとらわれすぎず、両家がリラックスして楽しめる場を作ることです。
両家の親睦が深まるよう、お二人なりの真心を込めた食事会にしてくださいね。
ぎふ婚naviでは、結納や顔合わせ食事会の相談も、まとめてサポートさせていただきます。ぜひ、お気軽にご相談してください!
この記事を書いた人

野々村 明美
総合旅行業務取扱管理者の資格を持つ経験豊富なウエディングコーディネーター。
お二人の理想の結婚式を形にするサポートを行っています。
職歴:旅行会社勤務時代に、多くのリゾートウエディングをコーディネート。
保有資格:総合旅行業務取扱管理者