投稿日:2021.06.21 最終更新日:2024.12.16
【結婚式のご祝儀マナー】金額の相場はいくら?書き方・渡し方までイラスト付きで徹底解説!
結婚式のご祝儀袋を用意する時に、「間違えてしまったらどうしよう?」「どの書き方が正解なの?」「金額はいくら包めばいいの?」と、毎回不安になってしまう方も多いはず。
今回はご祝儀袋の選び方や書き方、金額や渡し方、基本的なマナーなど、みんなの疑問をイラストを添えて、わかりやすく解説します!
目次
1. 結婚式のご祝儀袋の選び方
ご祝儀袋は金額とのバランスを重視して!
結婚式のご祝儀袋には素材や質、サイズによって格があります。
用意する金額に合わせて、デザインを選びましょう。
例えば、1万円を入れる祝儀袋が豪華な装飾がされていたり、5万円が入ったご祝儀袋が簡易的なデザインだと、バランスが悪い印象に。
ご祝儀袋を選ぶ際は、袋に掲載されている金額の相場を確認して購入すると良いでしょう。
要注意!結婚式に最適な水引の種類
水引とは、ご祝儀袋にかかっている紐の事。
慶事の際は、赤白や金銀の紐が用いられます。
お祝い事の水引の種類は主に「あわじ結び」「ちょう結び」「結びきり」の3種類に分けられますが、結婚式では一度きりという意味を込めて簡単にはほどけない形に結んだ「あわじ結び」と「結びきり」を選ぶのがマナー。
「ちょう結び」は何度でも結び直せるという意味がある為、結婚式のご祝儀袋にはNGなので注意が必要です。
2. ご祝儀袋の書き方
表書きの書き方
結婚式の名目は「寿」もしくは「御結婚御祝」を選びます。
名前は名目よりやや小さめに、フルネームを書き入れましょう。
【連名の場合】
夫婦‥右に夫、左に妻の名前を記入します。妻の名前はフルネームもしくは下の名前を記入します。
友人‥右から五十音順に記入します。
職場‥最上位の立場の人の名前を右側に、順位順に左へ記入します。
4人以上・団体‥4人以上になる場合は代表者の名前の左下に「他一同」と記入します。また、団体やグループなどの場合は「〇〇部一同」という形でまとめて記入しましょう。
中袋の書き方
中袋とはご祝儀袋の中に入っているお金を入れる袋の事。
表には「金 ◯萬円」と包んだ金額を記入します。
数字は数字の改ざんを防ぐ意味合いから、旧漢字で記入するのが一般的です。
10万円以上を包む場合には「金 拾万円也」と、最後に「也」を付けるようにしましょう。
裏には住所と名前を記入し、誰がいくら渡したのかが把握できるようにしておく事がマナーです。
ご祝儀袋を書く時は何を使うの?
ご祝儀袋を書く時になにで書くかも重要なポイント。
最近では、サインペンで書く事も許容されていますが、基本的には、表書き、中袋のどちらも毛筆か筆ペンで書く事がマナーです。
万年筆やボールペンを使用をする事は避けましょう。
また、市販の筆ぺんには、濃い墨と薄い墨の2種類がありますが、お祝い事では濃い墨で書きます。薄い墨はお悔やみなどで使用する為、間違えないように気をつけましょう。
3.ご祝儀の金額・相場・マナー
祝儀の金額・相場
祝儀袋に入れる金額は、平均「3万円」と言われていますが、上の表を見る通り、友人、親族、会社関係など、立場によって入れる金額の相場が変わってきます。
また、夫婦で出席する場合は「5万円」が平均と言われていますが、仮に子供と出席する場合は、中学生以上だと大人と同じ料理を頼む事になるのでその辺りも考慮して上乗せして包むなどの配慮があると◎。
出席前に要確認!ご祝儀のマナー
ご祝儀袋に入れるお金は出来る限り新札で折り目のないものを用意し、肖像画が上に来るように入れましょう。
また、金額は、「割り切れる=別れる」を連想させる為、昔から3万円、5万円、7万円など「割り切れない金額」を入れる事がマナーとされています。
ただ、9万円は「苦」をイメージさせるためNG。逆に8万円や10万円は偶数でもOK。8の場合は漢字にすると「八」なので「末広がり」となり、10の場合は1が入る事で良いとされています。
4. 袱紗(ふくさ)の包み方
袱紗(ふくさ)とは、金品などの贈答品を汚さないように包む為のもの。
ご祝儀袋を裸のまま持参する事は失礼にあたりますので、袱紗(ふくさ)に包んで渡すのが基本的なマナーとなります。
仮に袱紗(ふくさ)を持っていない場合は、ハンカチで代用してもOK。その場合は、綺麗にアイロンを掛けてから使いましょう。
袱紗(ふくさ)を用意する時に気を付けたいのが、色と包み方。
結婚式で使用する場合、赤やピンク、オレンジ、ベージュなどの暖色系で包みましょう。青、緑、グレーなどの寒色系は弔事に用いられる事が多いので気を付けましょう。
ただ、紫色だけははどちらにも使用できる為、ひとつ持っておくと便利です。
また、慶事と弔事では包み方が違う為、注意が必要です。
最近では簡易的なケース型も人気ですが、その場合も慶事は「右開き」、弔事は「左開き」と違いがあるので気を付けましょう。
5. ご祝儀袋の渡し方
ご祝儀袋を手渡しする時は、まず「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を述べてから渡しましょう!
合わせて、新郎側、新婦側、どちらのゲストであるか申し出ると、受付の方に親切です。
お祝いの言葉を述べた後、受付の目の前で袱紗からご祝儀袋を取り出しましょう。
右手で袱紗を開き、受付の相手にのし描きが見えるように向きを変え、両手で手渡します。
この時、袱紗(ふくさ)を台がわりにして、ご祝儀袋を支えるように手渡すとより丁寧な印象になります。
6. まとめ
いかがでしたか?
今回はご祝儀袋の書き方や金額の相場、マナーや包み方、渡し方までまとめてご紹介しました。
ご祝儀袋を準備する時は、失礼がないか毎回緊張してしまいますよね。
結婚式当日はスマートにご祝儀を渡せるよう、ぜひ準備の参考にしてみてくださいね!
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この記事を書いた人
野々村 明美
総合旅行業務取扱管理者の資格を持つ経験豊富なウエディングコーディネーター。
お二人の理想の結婚式を形にするサポートを行っています。
職歴:旅行会社勤務時代に、多くのリゾートウエディングをコーディネート。
保有資格:総合旅行業務取扱管理者