【結婚式の招待状】参考にしたい!基礎知識・マナー・人気デザインを紹介
結婚式の招待状を出すのは、一般的には2ヶ月前頃と言われています。
それまでに招待状作りの準備をしていくのですが、何から決めたらいいのか、どんな準備が必要なのか迷いますよね?
今回は結婚式の招待状の基礎知識から、マナーや参考にしたい今人気のオシャレなデザインまで紹介します。結婚式を控えるプレ花嫁さん、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
- 招待状の基礎知識・準備の流れ
- 招待状の封筒の中は何が入ってるの?それぞれの役割を解説
- 招待状は手作り?会場に頼む?それぞれのメリット・デメリット
- 招待状を出すときに覚えておきたいマナー
- オシャレな手作り招待状 !人気デザインを紹介
- まとめ
1.招待状の基礎知識・準備の流れ
結婚式場が決まると、いよいよ結婚式の準備となります。
そして、担当のプランナー様とはじめに行う打ち合わせが「結婚式の招待状」の打ち合わせです。
挙式・披露宴を行う場合、2ヶ月前のお日柄の良い日、「大安(たいあん)」か「友引(ともびき)」に招待状を出す事が良いとされています。
それまでに、まずは招待状作りの準備が必要となります。
以下の3ステップを参考に準備をスムーズにすすめて行きましょう!
1)招待するゲストをリストアップする
まずは招待するゲストをリストアップします。
リストアップして人数が出たら、招待状の必要な枚数と予備で必要な枚数を確認しましょう。また、招待状は招待する人数分を用意するのではなく、1世帯に1枚となりますので注意が必要です。
2)ゲストにお願いする役割を決める
招待するゲストが決まったら、受付や余興、スピーチや乾杯の音頭など、誰に何をお願いするか決めましょう。
決める時には2人だけで決めず、新郎家、新婦家のどちらかに偏りがないかや、立てるべき親族がいるかなど、親御様にも事前に確認をしておくと良いでしょう。
3)招待するゲストに声をかける
招待状を出す前に、招待するゲストには一声かけてから出すのがマナーです。
役割をお願いしたゲストには、特にその旨を早めに伝え、引き受けてくれて「ありがとう」という感謝の気持ちも合わせて伝えましょう。
2. 招待状の封筒の中身は何が入っているの?それぞれの役割を解説
結婚式のゲストとして、参加経験があれば招待状の封筒の中に何が入っていたかを覚えている人も多ですが、意外と作り始めてから知ったというお声も‥‥。
作る前に何にどんな役割があるのか事前にチェックしてみましょう。
■招待状本状
招待するゲストへの文章が入ります。
送り主が「新郎新婦」からの場合と、「親御様」の場合では、文章の内容が変わってくるので、送り主が誰になるか両家で確認をしておきましょう。
■返信ハガキ
ゲストの方に出欠席を確認するためのハガキ。
最近では、凝ったイラストを添えて返信するゲストも。
【SNSで見つけた!】おしゃれ&センスあふれる「結婚式招待状の返信はがき」イラストアート
■会場案内図
会場までの案内図。
一般的には会場で用意をしてもらう場合が多いです。
■付箋
付箋には、送ったゲストに向けたメッセージを記入します。
例えば、役割をお願いしたゲストへ「当日の受付お願いします」という内容を入れたり、本状に記入のないお願いなどを書くときに必要となります。
■コロナの対策案内
コロナウィルスを心配するゲストに向けて安心して参加いただける様に、最近では案内文章を入れている会場が多いです。
※上記は一例です。
引用:@m____i.weddingさんの投稿(Instagram)
上記の5点は、基本的に招待状に入っているものを紹介しました。手作り、もしくは一部手作りをする場合は以下の2点を追加で入れる事もあるので紹介します。
■タイムライン
タイムラインとは、結婚式の一日の流れや進行をイラストと共にわかりやすく案内した物。見た目が可愛いだけでなく、ゲストにとってもタイムスケジュールが事前に把握できる便利なカード。
■ゲストカード
ゲストカードとはゲストの参加を確認するためのカードの事。
結婚式ではゲストが受付で「芳名帳(ほうめいちょう)」に名前を記入してもらう事で当日参加を確認します。
このゲストカードの場合、招待状に同封し事前に名前を記入。当日持参してもらう事で受付の混雑を防げるアイテム。
3. 招待状は手作り?会場に頼む?それぞれのメリット・デメリット
招待状の手配方法は大きく分けて2つあります。
1つ目が会場に依頼する方法、2つ目が手作りする方法です。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、比べてみてどちらが2人に合っているか考えて見ましょう。
【メリット】
・会場にあった雰囲気の招待状を用意されている
・作る手間がない
・持ち込み料金がかからない
・間違いなどが起こりにくい(式場によっては校正チェックもしてくれます)
・打ち合わせが式場プランナーとのやりとりのみ
【デメリット】
・選べるデザインが限られている
・好みのアレンジなどは難しい
【メリット】
・たくさんのデザインから選ぶ事ができる
・自分の好みのアレンジができる
・思い出に残る、記念になる
・費用の節約ができる可能性がある
【デメリット】
・ミスが発生した時の対応に時間がかかる
・持込み料がかかるか会場に確認が必要
・手間がかかる
※一部業者、一部手作りというパターンもあり。
4. 招待状を出すときに覚えておきたいマナー
招待状の準備が終わったら、いよいよ発送です。
結婚式の招待状には、おめでたい席だからこそのマナーがあります。
招待するゲストに失礼のないよう、事前に確認しておきましょう。
【1】お日柄を確認
招待状が完成したら、いよいよ発送しますが、投函は自分たちで行います。
一般的に結婚式の招待状は「大安(たいあん)」や「友引(ともびき)」など、縁起が良いとされる日に送る事が良いとされているので、投函する日のお日柄を事前に確認しておくと良いでしょう。
【2】「句読点」「忌み言葉」「重ね言葉」に注意!
結婚式などのおめでたい席では、区切りや終わりを連想させる「句読点」は使用しません。また、不吉や別れを連想させる「忌み言葉」や、繰り返しを連想させる「重ね言葉」は、結婚式などのおめでたい席では避けられる言葉です。自分で手作りする場合、本文を記入する際には下記の言葉に注意し、どうしても使用したい場合は別の言葉に言い換えましょう。
【忌み言葉例】
去る、別れる、切れる、終わる、離れる、閉じる、退く、流れる、倒れる、消える、落ちる、忙しい
【重ね言葉例】
再度、再び、重ねる、繰り返す、二度、重ね重ね、度々(たびたび)、くれぐれも、色々
【句読点例】
「、」や「。」の代わりに空白や改行を使いましょう。
【訂正例】
お忙しいところ→ご多用中、おいそがしいところ
新しいスタートを切りました→新たなスタートラインに立ちました
【3】切手について
結婚式では、慶事用の切手を使います。
また、割り切れる数字は避けた方が良いとされている為、郵送する際に貼る切手の数も基本的には2枚に分ける事はNGとされています。
切手の金額は招待状の重さによって変わるので、1枚で難しい場合は3枚にするなどで対策するのも○。
5. オシャレな手作り招待状をご紹介
これから招待状を作ろうとしている花嫁さん必見!
SNSで見つけた参考にしたいオシャレなデザインを紹介します。
ペールトーンのグリーンが素敵な招待状
引用:@m____i.weddingさん(Instagramの投稿)
全体的にグリーンとホワイトでまとめたというこちらのデザインは、ペールトーンの優しい色合いが幸せを感じさせる招待状。
柔らかなリボンとナチュラルな雰囲気は、二人の人柄も感じさせてくれます。
オシャレが際立つシンプルな招待状
引用:@ty_wdさん(Instagramの投稿)
海の見える会場様でのお式だった為、水色をポイントにシンプルに仕上げたというこちらのデザインは大人な雰囲気と抜群のセンスが魅力。
シンプルだからこそシーリングスタンプや写真の良さがより伝わり、記念として大事に取っておきたくなる招待状。
淡いピンクとオシャレなイラストが可愛い招待状
引用:@am_wd0710さん(Instagramの投稿)
淡いピンクとホワイト、ゴールドのシーリングスタンプの色合いが可愛い招待状。
ゲストカードに描かれた新郎新婦のイラストもオシャレで素敵。
本状はトレーシングペーパーで包むなど、可愛らしさの中にも高級感を感じさせるこだわりがキラリ。
二人の趣味をテーマにした「旅のしおり」招待状
引用:@hinami.wdさん(Instagramの投稿)
旅行が趣味の2人が「旅のしおり」をイメージして紙選びからこだわったというこちらの招待状。
旅行の前にドキドキワクワクして何度もガイドブックを見ちゃうような気持ちを表現したそうで、カラフルなイラストやチケット風のゲストカードなどテーマに合わせたデザインが素敵。
上品だけじゃない!二人らしい写真がポイントの招待状
引用:@w.0919_hrさん(Instagramの投稿)
オシャレに決めたかったのに、どうしても野球要素を入れたいとの新郎様の希望を取り入れて作られたというこちらの招待状。
案内状は和紙で上品にしたり、タイムラインは夏っぽく明るい色味にする等、こだわりの中にも抜群のセンスで全体に統一感のあるオシャレな雰囲気に仕上がっています。
オシャレなだけでなく野球ボールがメインの写真が入る事で、お二人らしさも感じられる所が◎。
6. まとめ
この記事では、結婚式の招待状について紹介しました。
招待状はゲストの方にする最初のおもてなしとなります。
二人や親御様の思いを乗せた、心のこもった招待状を出せるようスムーズに準備を進めていけると良いですね!
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この記事を書いた人
野々村 明美
総合旅行業務取扱管理者の資格を持つ経験豊富なウエディングコーディネーター。
お二人の理想の結婚式を形にするサポートを行っています。
職歴:旅行会社勤務時代に、多くのリゾートウエディングをコーディネート。
保有資格:総合旅行業務取扱管理者