投稿日:2021.09.04 最終更新日:2024.12.16
【初めての指輪探しに役立つ!】婚約指輪&結婚指輪の基礎知識と選び方
プロポーズや結婚式といえば「婚約指輪」や「結婚指輪」
ずっと身に付けるものだから、選ぶならしっかりと選びたいですよね。
この記事では、婚約指輪・結婚指輪の基礎知識から相場までこれから指輪を購入される方に向けた情報をご紹介しています。
目次
1.婚約・結婚指輪はなぜ身に付けるの?
婚約指輪の意味
プロポーズといえば、男性が女性に向けた大切な時間。小さな箱を開けると婚約指輪が…というシチュエーションを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか?そんな必須アイテムと言える「婚約指輪」では、どんな意味を持つのでしょうか?
指輪が生まれ、交換するようになったルーツはエジプトからと言われています。当時は、「結婚」=象形文字の「円」で描かれ、永遠に途切れないものとして表されていました。
指輪の円形の形にその意味を重ねて、真実を誓い相手と一つになることを表現したそうです。紀元前1世紀の古代ローマでは、結婚より婚約が重視されており、その近いの儀式に鉄の輪を贈ったのが婚約指輪(エンゲージリング)の始まりとも言われています。
左手の薬指につける理由
心臓に繋がっている左手の薬指には、愛の動脈があり、愛のパワーが流れていると信じられていたそうです。さらに薬指には「創り出す力」があるとされており、これから新しい生活を2人で力を合わせて「創造する」という願いも込められているようです。
結婚指輪の意味
結婚指輪は、婚姻の証として夫婦が身に着けるペアリングのことをいい、日本では、明治時代の開国前後と言われており、当時はあまり定着していませんでした。
その後、西洋の文化が生活に取り入れられるようになり、欧米風の結婚式が広まった頃から日本でも広く用いられることになりました。
「円」は終わりがないもの、切れることのない「輪」は「永遠」を意味し、循環、繰り返されることを表すとも言われています。夫婦となったふたりの想いがずっと変わらないように、という願いを込めて交換される証が結婚指輪なのです。
2.婚約指輪と結婚指輪の違い
婚約指輪は一般的にプロポーズの際に、男性から女性に向けて贈られるもので、意志の込められた特別な指輪です。「変わらぬ愛」「不屈・不変」の意味をもつダイヤモンドなどの宝石をあしらい一生の記念となるもの。
結婚指輪は、夫婦となった男女が婚姻関係にあることを示す証として用いられます。
3.指輪の基礎知識
よく指輪の話題が出ると、「〜カラットのダイヤモンドを使用しています」などという言葉を耳にすることがあると思います。
そこで指輪を選ぶにあたり知っておくといい基礎知識をご紹介いたします。
ダイヤモンドについて
ダイヤモンドの品質評価基準は以下の「4C」として表されています。
4Cとは…
Carat / カラット (重量)
宝石全般の重さを測る際に用いられる重量単位。
1.0ct(カラット)=0.200gと定義されています。
大きなダイヤモンドは小さなダイヤモンドより、原石が少なく希少価値が高まります。
小さなダイヤモンドを集めて重量を大きなダイヤモンドと同等にしても、大きさによって何倍も高い価値を持ちます。
Clarity / クラリティ (透明度)
ダイヤモンドに含まれる内包物と疵(きず)の相対的な少なさを表します。
「内包物」とは、ダイヤモンドが地中で形成される際に混入した他鉱物の結晶などの異物、裂け目や割れ目といった結晶構造の歪みを示す用語です。
「疵」とは、ダイヤモンドの表面の擦り傷や欠けのことをいいます。
2つの影響がより少ないものが、ダイヤモンドの透明度を評価する要素となります。
Color / カラー (色)
ダイヤモンドのほとんどは、無色やそれに近しいものですが、多少の色味の違いでその価値に大きな影響をもたらします。不純物のない無色のダイヤモンドを最上位とし、色味が薄くなればなるほど価値が高まります。
Cut / カット (輝き)
カットは、ダイヤモンドの美しい輝きや煌めきを決定づける要素。
婚約指輪のダイヤモンドの多くは、「ラウンドブリリアントカット」が用いられ、光がもっとも効率的に光学的に反射させる形として考え出されています。対称性(シンメトリー)・研磨(ポリッシュ)によってダイヤモンドの総合評価は決まり、この2つの要素が優れているほどダイヤモンドに取り込まれる光が効率よく反射し、ダイヤモンドが美しく輝きます。
5.指輪の種類
指輪の形は大きく分けて4種類あります。
ストレート
特徴 : 飽きのこないデザインとして人気
シンプルだからこそ、お揃いのリングを選びたいお二人は、このデザインを選択される場合があります。
エンゲージリングとの重ね着けは相性抜群。
S字/ウェーブ
特徴 : 波のような曲線が優しく柔らかい印象
指輪をつけた時に中指側に指輪のカーブが上がるように造られているのが一般的
V字
特徴:シャープなデザインでスタイリッシュなイメージ。
V字のデザインは指が綺麗に見え、着けた時に長く細く見せてくれる効果があります。シャープなデザイン、上品に見せた方にオススメです。
エタニティ
特徴:リングに等しい大きさのダイヤモンドを敷き詰めるように留めた煌びやかなデザイン
フルエタニティと呼ばれるリング全周にわたってダイヤモンドが敷き詰められたデザインや、それに対してハーフエタニティと呼ばれるリングの半周までのデザインもあります。「永遠」を意味するエタニティは多くの方から一生ものとして選ばれています。
6.指輪の相場
婚約指輪や結婚指輪を買いたいけれど、「どのくらいの費用がかかるの?」「みんなはどのくらい指輪に費用をかけたのか知りたい!」そんなお悩みの方、これから指輪のご購入を検討中はぜひ、ご参考にしてください。
先輩カップルの指輪の相場
「ゼクシィトレンド調査2019」によると、男性(夫)と女性(妻)で結婚指輪の購入金額は以下のような結果になりました。
夫の結婚指輪の購入金額
6〜8万円未満:8.2%
8〜10万円未満:14.4%
10〜12万円未満:29.3%
12〜14万円未満:14.0%
14〜16万円未満:9.0%
(n=648)
妻の結婚指輪の購入金額
6〜8万円未満:8.6%
8〜10万円未満:8.2%
10〜12万円未満:22.2%
12〜14万円未満:16.2%
14〜16万円未満:13.1%
(n=650)
★男性、女性ともに、「10〜12万円未満」がもっとも多く、中でも女性(妻)の方が購入金額は高めのようです。
結婚指輪2人分の購入金額
10〜15万円未満:10.6%
15〜20万円未満:13.1%
20〜25万円未満:28.2%
25〜30万円未満:15.7%
30〜35万円未満:12.9%
(n=696)
★2人合わせて約20〜25万円前後で結婚指輪に費用をかけているようです。
指輪の選びに大切な3つのポイント
1.婚約指輪との重ねづけ
「婚約指輪と結婚指輪を一緒につけたい!」そんな花嫁様は、重ねつけが可能なデザインやフォルムを合わせたり、オーダーメイドで婚約指輪の形状に合う、結婚指輪を作ることも可能でう。せっかく大切な人からもらった婚約指輪なので、いつも大事に身に付けたいですよね♪
2.指輪のサイズ
指輪選びで思いつくのは、デザインや形の他にサイズではないでしょうか?少し大きめのサイズを選んだりして後悔する花嫁もいるとか…。多少、現在の体重から増えても指のサイズが大きく変化することはありません。妊娠中は指輪を外す方が、多くいますが産後しばらくするとまた再び指輪をつけることができます。
ジュエリーショップによっては、サイズ直しやそれに伴う費用、時間なども異なるためあらかじめチェックする必要があります。
3.指輪の形状とフォルム
人によって、手の大きさや形は人それぞれ。指輪にもその人にあった形状やフォルムが存在します。ウェーブやV字、ストレートや丸みのあるフォルムなど手や指の幅にしっかりとフィットするよう、試着を行うことは必須です。
まとめ
この記事では、婚約指輪や結婚指輪を探す上での基礎知識と選び方をご紹介しました。
一生に一度の記念となる特別な指輪なので、お二人の中で納得のいく指輪が見つけられるといいですね!
ぎふ婚naviでは式場探しの他にも今回ご紹介した、婚約指輪や結婚指輪も店頭で試着や購入をすることが出来ます。
ぜひお気軽にご来店ください!
この記事を書いた人
野々村 明美
総合旅行業務取扱管理者の資格を持つ経験豊富なウエディングコーディネーター。
お二人の理想の結婚式を形にするサポートを行っています。
職歴:旅行会社勤務時代に、多くのリゾートウエディングをコーディネート。
保有資格:総合旅行業務取扱管理者